働き方

看護師がのんびり働ける職場8選【失敗しない転職をしたい人向け】

・今まで病棟で頑張ってきたけど、残業が多く、夜勤もあって、年齢的にこの働き方に限界を感じるよ
・高度な医療技術や知識が必要で、患者さんの急変などもあり、この緊張感の高い職場で働き続けることは難しいな

こんなふうに思いながら働いていませんか?

病棟で働き続けていると、年齢的にも疲れがたまりやすくなり、次はのんびり働きたいと考えはじめますよね。

看護師の仕事場は病院以外にもたくさんあります。長く無理なく働けるために、今後の働き方を模索していくのは大切なことです。

本記事で分かること

・のんびりと働ける職場の具体例
・のんびりした働き方をすると、どんな生活になるか
・失敗しない転職の仕方

これを書いているハッピ(執筆者)ですが、

病棟6年の経験後に、派遣やパートでのんびりと働いている。
10種類以上の単発バイト経験あり。
看護師をしながらも人間らしい生活を満足に送っている。

こういった生活をしています。

日々の業務に疲れている現状を抜け出すための方法をお伝えします!

自分にとっての「のんびり働く」がどんなものかを考える

のんびり働きたいと漠然と思っている人は多いと思いますが、では、「のんびり働く」とはどんな働き方なのでしょうか?

そこがはっきりしていないと、転職先が自分の理想の生活に合っているか分かりません。
実は病棟での患者さんへの密なケアに充実感を感じていたのに、楽な職場にいったことで物足りなさを感じて後悔してしまう・・・なんてこともあり得ます。

ですので、果たして自分がのんびりした働き方に満足できるかどうかは明確にしておいた方がいいです。
そのために、のんびり働ける職場がどんなものかを見ていきましょう。

一般的に、のんびり楽に働ける職場の特徴は以下になります。

  • 夜勤がなく、規則正しい生活が送れる。
  • 残業がないので、無償労働から解放される。
  • ケア度の高い患者が少ないため、肉体的な負担が少ない。
  • 高度な医療技術が求められないため、プレッシャーが少なく、勉強や復習にプライベートの時間が取られない。
  • カレンダー通りの休みなので、友達と予定を合わせやすい。
  • 有給が取りやすく、ワークライフバランスが充実する。

こういった働き方を求めているのであれば、病院以外の職場に目を向けてみることはとても有効です。
下記の記事でもう少し詳しく解説しています。

参考
ゆるく働きたい看護師が目指す職場の特徴は?【病棟ナース必見】

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看護師がのんびり働ける職場8選【おすすめ】

のんびり働ける職場を探すには、上記の特徴を満たすことが必要です。
どんな職場があるかというと、下記の8つがのんびり働きたい人にはおすすめの職場です。

  • 介護施設(老人ホーム)
  • デイサービス
  • 保育園
  • クリニック
  • 健診センター
  • 企業の健康管理室
  • 病院の外来
  • 特定の科の病棟

では、ひとつずつ見ていきましょう。

介護施設(老人ホーム)

老人ホームなどの介護施設では、基本的に夜勤はありません。
また、生活介助は介護士さんが行い、看護師は健康管理を担当します。

  • バイタル測定
  • 創傷処置
  • 血糖測定・インスリン
  • 経管栄養
  • 服薬管理

などの看護行為は行いますが、病棟ほど高度な技術は必要ありません。
利用者さんの介護度が重ければその分忙しさも増しますが、軽度の利用者さんが多い施設なら負担も少ないです。

デイサービス

デイサービスの対象は、日中の時間を過ごす高齢者です。

  • バイタル測定
  • 服薬管理(昼食時)
  • リハビリ介助
  • 声かけ
  • 見守り

などが主な業務です。
入浴介助に入るかどうかなどは施設によって違いがありますが、看護師は入浴後の処置(軟膏塗布など)をすることがが多いです。

業務自体は単純で、そこまで忙しくありません。
むしろ暇な時間もあり、見守りに徹することもあります。

ハッピ

かなり気楽に働けます

参考
【単発バイト】デイサービスってどんなことするの?

続きを見る

保育園

保育園に勤務する場合、看護師は1人であることがほとんどです。
園児の健康観察や園内の衛生管理を担当します。
また、衛生にかかわるお便りを作成することもあります。

それ以外は他の保育士と変わらず、保育業務に入ったりします。
看護師として難しいことは求められません。
子どもが好きな人には向いている職場だと思います。

クリニック

クリニックは、科や立地によっては忙しいところもありますが、病棟ほどの大変さはありません。
特に完全予約制のクリニックの場合、1日に対応する患者さんの数が決まっているため、ものすごく忙しくなることはないでしょう。

クリニックでは採血や点滴をしないといけないことがあります。
採血、点滴などの穿刺業務はプレッシャーになりますが、病棟➡クリニックに移る場合は特に問題ないでしょう。

ハッピ

ブランク後にクリニックで働く場合は、採血手技の復習をしておいたほうがよさそう

健診センター

健診センターの対象は、高齢者や患者さんではなく、健康な成人です。
なので介護的な面はなく、接客業という点が強いです。

採血や身体測定など、検査項目ごとに担当を分けられます。
繁忙期は忙しいですが、事務的に仕事を行えるため負担が少なく魅力です。

ごくたまに救急搬送しなければならない受診者さんもいますが、一人で対応するわけではないので安心です。

企業の健康管理室

いわゆる産業看護師です。
企業の社員の健康チェックを行います。

  • 健康診断の結果のフォローアップ
  • メンタルヘルスの管理
  • 産業医との連携

などを行い、社員が心身ともに健康に勤務するための働きかけをします。
正社員として働く場合、勤務している企業の福利厚生が利用できますし、OLっぽい働き方ができます

病院の外来

ハッピ

病院でしか働いたことがないから、今ひとつイメージがわかない

という方もいるでしょう。
また、「やっぱり病院から離れたくない」という思ったりもしますよね。

病院を離れずに、のんびりペースで働きたいなら病院の外来がよいです。
早番、遅番などはありますが、日勤で終わります。
もし病棟にまた戻りたいとなっても、異動することができるので、環境を大きく変えずに済みます

特定の科の病棟

病棟がいいけどのんびりと働きたい、という場合は、科を選ぶのがポイントです。

  • 眼科
  • 耳鼻科
  • 皮膚科
  • 精神科

眼科や耳鼻科の病棟がある病院は限られますが、おすすめなのは精神科です。
勤務時間内でヒマな時間はありますし、申し送りも勤務時間内に済むので、定時に帰れることが多いです。

くまっち

夜勤はあるけど、負担はかなり少ないよ~

注意

訪問看護がのんびり働けるという意見もあるけど、私は訪問看護はのんびり働けるとは考えていません。
その理由は、

  • オンコールあり
  • 一人で判断を迫られる
  • 自転車移動がきつい(特に夏冬)

など、心身の負担が大きいからです。
また、訪問時間に追われるのでゆったりと働くことはできません。

 

働き方のコツ
「職場を選ぶ」だけではなく、働き方にフォーカスするのもおすすめです。
例えば、

  • 派遣やアルバイトをする
  • 週3~4勤務の求人を選ぶ

のように、正社員以外の働き方に目を向けるのもGoodです。

のんびり働ける職場のデメリット【注意点】

のんびり働ける職場はメリットがたくさんありますが、人によってはデメリットに感じてしまうこともあります。

というのも、のんびり働きたくて転職したけれども、自分の求めているものと違った、自分の性格に合っていなかったということがあるからです。

ハッピ

せっかく転職してもあとでギャップに苦しむなら、転職した意味がなくなってしまうよね

転職ギャップの事例

総合病院の内科病棟に勤務していた同期。実習の時から興味があった精神科に転職したけど、もともとスピード感のある職場の方が性格的に合っていることに気づいて、2年後に元の病棟に戻ってきた。
(2年間の精神科での経験は貴重ではあると思うし、役立つと思うけど、2年間ガマンしているようだった)

のんびり働ける職場には以下のようなデメリットがあります。

  • やりがいを感じられず、物足りない
  • 病棟勤務と比べてお給料が低い
  • 医療知識や看護技術が徐々に低下する

こうしたデメリットと理想の間で苦しむこともあるので、自分が本当は何を求めているかを客観的に理解した方がよいです。

ハッピ

紙に書き出してみるのもおすすめ

看護師がのんびり働ける職場8選【まとめ】

現状の忙しい職場からのんびり働ける職場への転職で、生活の満足度は向上します。

  • QOLが上がり、自分を大切にできる。人生を楽しむことにつながる。
  • 加齢によって疲れやすくなる体をいたわって自分を大切に。
  • 長く無理なく続けられる働き方をすることも大事。
ハッピ

忙しくて働き方に不満を感じている人は、これを機に見直してみてくださいね

 

のんびり働ける職場は分かったけど、どうやって探したらよい?
失敗しない探し方は?

と考えている方は、転職エージェントの利用がおすすめです。

担当者がつくエージェントは具体的な相談ができますし、それぞれの病院や施設についての評判にも詳しいので、強い味方になりますよ。

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